慈眼寺薬師如来坐像の特別公開
◇湖南・守山市 守山市吉身の慈眼寺薬師堂に安置される木造薬師如来坐像(写真)がこのほど二年にわたる修理を終え、県立安土城考古博物館で開催中の特別陳列「水の浄土・琵琶湖―琵琶湖文化館の収蔵品を中心に―」において、来年一月に特別公開する。 薬師如来坐像は平安時代の作として同市の指定文化財となっているが、長年の安置により損傷を受け、平成十八年度から修理が行われてきた。その結果、これまでに少なくとも三回の修理を経てきたほか、表面の漆箔を除去したところ、造像当初のままの彩色が鮮やかな形で残されていたことが分かった。
この彩色は、漆箔によって七百年以上にわたって覆われていたもので、今回の修理で取り除き、本来の姿が蘇ったもの。このように劇的な修理は県内でも例がなく、全国的にも数が少ないため、貴重な修理の成果を多くの人々に見てもらおうと、同博物館における特別陳列として初公開を行う。 展示期間は来年一月六日~十八日。期間中の十一日午後一時半と三時からの二回、展示解説会が開かれる。開館時間は午前九時~午後五時(入館は同四時半まで)。月曜休館。問い合わせは、守山市教育委員会(TEL077―582―1156)または、県立琵琶湖文化館(TEL077―522―8179)へ。







