面接の仕方などを個別指導
◇甲賀・湖南市
急激な景気低迷に伴う雇用情勢の悪化は、県内で派遣や請負に就労する外国人住民の生活をまともに直撃している。そんな中でブラジルなど外国人居住者の多い湖南市では、同市国際協会が失業者の再就職を支援しようと、面接の受け方や履歴書の書き方を指導するサポート事業に取り組んでいる。
製造業の集中する県内には、多くのブラジル人労働者が来日している。人口割合が県内トップの湖南市では二千七十六人(昨年十二月末、五・九二%)が住み、十六歳以上は四割近くが失業している。
これまで外国人住民の大半は、派遣労働者として働いてきたため就職活動をしたことがない。このため、求人表の見方や面接の受け方、履歴書の書き方が分からないことが多い。
市内ではハローワークによる求人紹介が昨年十二月下旬から実施されているが、せっかく求人があっても、就職活動に慣れない外国人住民は企業での面接で苦戦している。
これに気づいた同市国際協会が一月下旬から、サポート事業を市内の事務所で始めた。土・日・祝日を除く平日の午前中、登録するボランティア十人のうち常時五ー八人が、一日当たり十数人に対して個別に指導する。これまで二人が就職にこぎつけた。
事務所に相談に来ていた女性(27)は、最近まで部品検査に携わっていた。「読み書きが難しいので、教えてもらってありがたい」と喜ぶ。また、事業所で通訳をしていた男性は「年齢的なハードルもあるが、自己PRの仕方を学んでがんばりたい」と意欲を燃やしていた。
大嶋理絵・理事長は「日本語が再就職の壁になっている。協会としてはぎりぎりの体勢だが、日本人として育った彼らを企業に受け入れてもらえるよう、なんとか支援していきたい」と話している。






