竜王で鮒ずし漬け込み体験
◇東近江・竜王町
土用の丑の日前後に漬け込むのが理想的とされる「鮒(ふな)ずし」。竜王町観光協会が十二、十九日の二日間、同町岡屋の竜王ふなずし工房で「鮒ずし漬け込み体験」を開き、東近江市を中心に計十一人が水を張らない飯漬け法“から漬け”に挑戦した。
参加者の大半が天然ニゴロブナを選択し、五キロまた十キロ用の樽に塩漬けされたフナとご飯を、骨を軟らかくする酢入り手水と発酵を促す麹(こうじ)を掛けながら交互に積み重ねていった。
「子どもたちは食べないが、私たちは小さい頃から食べているので大好き。食べるだけは楽だが、自分たちで作るとなるとけっこう大変」と、夫婦で力を合わせて作業に没頭する姿も見受けられた。
今回は、先人の知恵から生まれた湖国の食文化を学び・伝えたいと、京都から参加した保育園長や静岡県から駆け付けた見学者もいた。
重石をのせて半年発酵させると、マイルドな味わいに仕上がった鮒ずしが堪能できる。同協会では、来年一、二月頃に試食会の開催も計画している。






