南比都佐公民館で講習会
◇東近江・日野町
韓国とゆかりの深い日野町はこのほど、日野菜再生プロジェクトの一環として日韓の食文化を融合する「日野菜キムチ講習会」を同町深山口の南比都佐公民館で催した。
最盛期を迎えた日野菜。原産地の威信にかけ、新たな利用方法を普及する中で消費拡大を図ろうと、日野町と日野菜の原種を守り続けている南比都佐地区の公民館が連携し、初の講習会を企画した。
受講したのは、なんぴ朝市に農産物・加工品を納入している人や地元の女性ら約四十人。講師は、日野町役場で特産品振興に力を注ぐ東近江農業農村振興事務所農産普及課・松井賢一副主幹。
甘酢漬けや浅漬け、ぬか漬け以外の応用編として、塩になじむ野菜が適していることから、朝鮮民族の伝統食であるキムチ漬けに着目。フードコーディネーターでもある松井副主幹が、韓国料理定番の合わせ調味料“薬仏(ヤンニョム)”の作り方を伝授した。
火にかけながら、煮干しや餅粉、トウガラシ、すりおろしたニンニク・リンゴ、イカの塩辛など数種類の具材を混ぜて作るもので、味見をした参加者は甘みと辛みのあとにうま味が口に残る本格的な味わいに「辛いけどおいしいわ」と話していた。
「毎日ほど切って漬けているから」との言葉通り、参加者らは手際よく日野菜の根の部分を二~三ミリの厚さに短冊切りし、塩もみした後、ヤンニョムと混ぜ合わせた。日野菜キムチは、常温で一日半程度置いて発酵を促し、二日程度漬け込むと食べ頃となる。
健康増進にも役立つキムチ漬けとの出会いで、新たな装いの日野菜が特産品の一つに加わる日も近いかもしれない。







