「じゃんけんポン」終了
◇東近江・日野町
多くの子どもたちそしてスタッフの笑顔の源だった「じゃんけんポン!」。先月二十八日に“おわりのつどい拡大版”を日野町北脇の西桜谷公民館で開き、再スタートを祈って十五年間にわたる活動の幕を閉じた。
この事業は、学校週休二日制が導入されたのを機に、障害の有無にかかわらず子どもたちの体験・交流の場を増やすことを目的にスタート。日野町教育委員会に事務局を置き、毎年五、六回の事業運営は実行委員会が担い、中学生リーダーも参画するなど、世代を超えた交流を深める役割も果たしてきた。
一方で、子どもたちの活動機会が充実し「当初の目的に達した」との結論に到り、新たな形を模索する観点からも今年度を最終年にすることを決めた。
最後となった終わりの集い拡大版「ありがとう じゃんけんポン!」には、歴代スタッフを含め総勢約三十人が集まった。恒例の屋台村を楽しんだ後、参加者らは円になって思い出をひもといた。
「(事業が)なくなるのは寂しいけど、また何か新しいものが生まれたらいいな」や「ずっと来ていたい」と、子どもたちからは惜しむ声が相次いだ。参加する側から支える側として活躍していたOBは、「ここへ来て友だちと遊ぶ楽しさを知った。感謝している」と価値観をも変える体験だったことを明かした。
また、スタッフも「みんなの成長を見てこられてうれしかった」や「一人ひとりの笑顔を見るのが大好きだった」と語り、寂しさを胸に「次また会える」との思いを共有した。
設立当初からかかわってきた西川孝子さんは「熱い思いを持った人たちと多くの支えがあったからこそ、(準備期間も含めて)十六年も続いてきた。次は若い人たちが中心となって、再スタートしてもらえたらうれしい」と、新たな幕開けに期待を寄せる。







