県内企業が協力
◇東近江・永源寺
使用済みの割り箸回収を行っている永源寺地区まちづくり協議会に協力したいと、大津市にあるシガメタル(株)が社内で集めた使用済み割り箸五キロを届けた。
国内で使用されている割り箸は年間で約二百五十億膳、国民一人当たりに換算すると二百膳にもなる。こうした使い捨て文化を考え直そうと、まだ少数だが使用済みの割り箸を回収し、製紙原料としてリサイクルする取り組みが始まっている。
同協議会では、イベントなどを通じて割り箸廃棄を抑えるマイ箸持参運動を進めると同時に、割り箸回収活動を行っており、これに呼応して、地域住民や永源寺商工会および会員の各飲食店業者も積極的な回収活動を展開。昨年十月、第一弾として集まった割り箸十五キロ(一膳が五グラムとして約三千膳分)を王子製紙へ届けた。
今回、割り箸回収に協力したシガメタルは、建設機械や産業機械部品を製造する金属加工業者だが、一般社団法人エコステージ協会の登録認証組織として環境経営システムにも力を入れ、本紙報道を通じて「県内で活動する同志として力を添えたい」と約五キロを寄せたもの。
これにより、合わせて十一キロの割り箸(約二千二百膳分)が集まり、近く、製紙原料としてリサイクルしている王子製紙(本社・東京都中央区)へ届ける予定で、同協議会では「活動の輪が広がることを期待します」と話している。
王子製紙では、社員食堂から廃棄される割り箸をリサイクルできないかという社員の提案により、平成七年から回収活動を実施し、原料である木材チップに混ぜながらコピー用紙や上質紙、ティッシュなどを製造している。こうして寄せられた割り箸は年間四百五十トンにもなり、一トン当たり千円を持続可能な開発のための教育の十年推進会議(NPO)に寄付している。







