個人と団体の候補募集 児童と障害者福祉
◇全県
(財)糸賀一雄記念財団(理事長・嘉田由紀子知事)は、「第十六回糸賀一雄記念賞」と「平成二十四年度糸賀一雄記念しが未来賞」の候補者および候補団体を募集している。
鳥取市生まれの糸賀一雄は、京都帝国大学(現・京都大学)卒業後、滋賀県庁に奉職。昭和二十一年の戦後混乱期に池田太郎氏と田村一二氏の懇請を受け、知的障害児を受け入れ、教育や医療を行う施設「近江学園」を創設。園長として学園運営に奔走し、幾多の苦難を乗り越えながら西日本で最初の重症心身障害児施設「びわこ学園」を設立して障害児福祉の草分け的な存在を築いた。
中央児童福祉審議会や精神薄弱者福祉審議会の委員や日本精神薄弱者育成会(手をつなぐ親の会)理事としても活躍し、わが国の障害者福祉制度づくりに大きな貢献を残した。
重度の障害児であっても一人の人間としての尊厳と人権を大事にする信念を貫き、その精神は、後進の福祉関係者に受け継がれ障害児福祉の先駆者として慕われている。
「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に」と言い換えた格言は有名で、人間の新しい価値観を訴え、行政の光を照らした。
両賞は、こうした糸賀一雄の功績を顕彰し、氏の精神を受け継ぎ児童福祉事業に携わり福祉社会の発展に寄与している個人、団体を表彰するもの。
記念賞の対象は、日本国内に居住し、障害者福祉に関する活動実績が高く評価され、今後の活躍が期待される個人および団体が対象。表彰は二候補までとし、賞状と副賞五十万円を贈る。
記念しが未来賞は、これまでの「記念奨励賞」を改称したもので、障害者福祉に関する取り組みが先進的で、今後一層の活躍が期待される個人および団体(法人、任意団体を問わない)。県内での実践事例があることが必須。表彰は二候補までとし、賞状と副賞十万円を贈る。
受賞者の選考は、選考委員会で行い、十一月ごろに授賞式および受賞記念行事を行う。
応募方法は、自薦、他薦いずれでも可。ただし、自薦の場合は第三者の推薦書が必要。しが未来賞の他薦の場合は、候補者および候補団体が作成した「今後の活動に関する展望等」の文書を添付する。
応募の締切は、いずれも六月三十日。応募用紙は、財団ホームページからダウンロードできる。応募と問い合わせは、同財団(TEL0748―77―0357)へ。







