安全基準上回る農薬検出
◇全県
近江鉄道(彦根市)が七月に線路用地に散布した除草剤が沿線の水田に広がり、稲枯れ、稲の変色などの被害が広範囲にわたって発生していることが明らかになった。
近江鉄道では「被害にあわれた農家には多大なるご迷惑をおかけして、心から深くお詫び申し上げます。今後はより、安全確認を徹底していきます」と陳謝し、農家への補償を検討する意向を示している。
同社によると、除草散布の請負業者が七月九日~三十一日のうち二十日間、同鉄道の全線五十九・五キロで除草剤を配布したところ、同鉄道沿線の三市二町(東近江市、彦根市、近江八幡市、多賀町、日野町)で約十五キロにわたり、水田の稲が枯れたり、変色したりする被害が確認された。
使用された薬剤は(1)グリホス液剤(2)理研MCPP液剤(3)ハービック水和剤。
請負業者は「風速三メートル以上の時は散布しておらず、原因が分からない」としている。
近江鉄道が八月二十日、河辺の森駅付近および平田駅~武佐駅間で調査をしたところ、稲穂からテブチウロンが最大○・○九ppmを検出し、玄米における基準値○・○二ppmを上回った。さらに同月二十四日にも五個荘駅付近で調査を実施しており、結果は今月七日ごろに出る予定だ。
一方、県は、被害を受けた水田については、出荷自粛を要請する方針である。
なお近江鉄道では、沿線の農家からの被害などの連絡を受け付けている。連絡先は、同社鉄道部(TEL0749―22―3303)へ。







