衆院選 維新の候補者選び本格化
◇全県
地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)は、国民政党「日本維新の会」(代表・橋下氏)を立ち上げ、次期衆院選で三百五十~四百人の擁立を目指す。維新政治塾生を中心に候補者の公募を行っていくが、滋賀でも小選挙区1~4区全てで擁立するとみられる。落下傘か地縁か、維新候補の下馬評を追ってみた。 【石川政実】
【1区】維新候補では、維新政治塾生でみんなの党滋賀代表の蔦田恵子県議(50)の動向が焦点だ。蔦田氏は当初、みんなの党と維新との連携を視野に置いてきた。 しかし、みんなの党と維新の会が決裂した今、蔦田氏は「自ら進んで公募に手を挙げることはない」と話していた。
蔦田県議が出なければ、維新政治塾生で世古正元県議(自民)の息子の誠氏(43)=経営コンサルタント=らが注目される。
1区は、九選を目指す民主党現職で総務大臣の川端達夫氏(67)、自民党新人で前静岡県議の大岡敏孝氏(40)、共産党新人で前滋賀県議の節木三千代氏(54)の三人が出馬表明している。
【2区】維新関係筋が熱いまなざしを送るのは、自民党の川島隆二県議(41)である。 同氏は「維新関係者からの接触は一切ない。ただうちの後援会に、維新を支持する有力者がいるため、そんな憶測を呼んだのかもしれない」と苦笑する。
2区は、四選を目指す民主党現職の田島一成氏(50)、自民党元職の上野賢一郎氏(47)、共産党新人の中川睦子氏(54)、みんなの党新人の世一良幸氏(52)が出馬する。
【3区】現在は、四選を目指す民主党現職の三日月大造氏(41)、自民党新人で公認会計士の武村展英氏(40)、共産党新人で前県議の西川仁氏(65)の三つ巴である。
三日月氏に勝つのは至難の技だけに、維新が狙うのは女性候補か。 県内情報通によれば「対話の会の駒井千代県議(38)に維新が食指を伸ばしてくるはず」という。
駒井氏は「維新から出て国政に行っても、衆院議員の中の一人でしか過ぎない。地方政治の方が私には合っている」と否定する。
【4区】4区は、民主党現職で文部科学副大臣を務める奥村展三氏(68)、前回も出馬した自民党新人の武藤貴也氏(33)、共産党新人の西沢耕一氏(34)、元自民衆院議員でNPO法人理事長の小西理氏(54)=現在は無所属=の四人が名乗りを上げている。
ここに割って入る維新の本命は、岩永峯一元農水大臣(自民)の三男で維新政治塾生の裕貴氏(39)=水口青年会議所前理事長=だ。
岩永氏は本紙取材に「あくまで勉強のつもりで維新塾に参加している。まだなにも維新関係者から要請を受けておらず、お話しできる段階でない」と慎重居士だ。もし裕貴氏が出馬を思いとどまれば、ウルトラCで、維新が小西氏や木沢成人県議(40)に白羽の矢を立てる可能性も。






