29日に県教委が連続講座
◇全県
県教育委員会は二十九日、連続講座「近江の城郭城・寺・町~中世近江の自治の世界」の一環として、探訪「湖北十ヶ寺~福勝寺と下坂氏館跡」を開催する。
織田信長と近江の諸勢力が戦った元亀争乱は、浅井氏や六角氏といった武将たちだけではなく、延暦寺や一向一揆などの寺院勢力との戦いでもあった。
なかでも一向一揆は大坂本願寺の撤文(げきぶん)を受けて、各地で信長と激しい戦いを繰り広げた。
近江の一向一揆は、湖南では金森・三宅(守山市)が、湖北では福勝寺などの湖北十ヶ寺が中心だった。一向一揆の拠点は寺内町である。寺内町は真宗寺院を核とする集落で、その周囲に土塁や堀などの防御施設をめぐらし、戦国大名などの武家権力の介入を拒否して自治を実現させていた。
今回の講座では、湖北十ヶ寺の一つである福勝寺を訪ね、同寺に残る土塁や堀といった真宗寺内町の痕跡をたどる。また福勝寺近くの土豪の屋敷、下坂氏館跡の見学も行う。下坂氏館跡は、北近江の土豪下坂氏の居館跡で、土塁や堀、虎口などの遺構が良好に残っている。昨年度に雑草木の伐採を行われ、遺構がさらに見学しやすくなった。
講義内容は、「元亀争乱と湖北の一向一揆」で、講師は仲川靖氏(県文化財保護課)。下坂氏館跡~福勝寺の現地見学では、長浜市文化財保護センター専門職員による解説もある。定員は百人(事前申込制)、参加費は五十円(保険料等実費分)。受講希望者は、FAX(FAX0748―46―6145)、電話(TEL0748―46―6144)、メール(ma16@pref.shiga.lg.jp)などで住所、氏名(ふりがな)、連絡先を提示し、二十七日までに申し込む。先着順。






