石田県議がブログで暴露
◇全県
大阪維新の会は先月十二日、大阪市内のホテルで政治資金パーティーを開き、代表の橋下徹大阪市長が国政新党「日本維新の会」の結党を高らか宣言した。二万円のパーティー券は六千枚さばかれたが、このうち当日は約四千人が来場したという。このパーティーに「滋賀県の自民党県第4選挙区支部長が出席していた」との情報が県議のブログで暴露され、同党県連に衝撃が走っている。【石川政実】
武藤氏「行ってない」と完全否定
石田氏「党紀委員会で詮議すべき」
火種は、先月二十二日の石田祐介・自民党県連党紀副委員長(県議のブログだった。
「『維新の会』のパーティーに滋賀県の自民党支部長が出席していたとの情報が寄せられた。支部長は、次期衆院選挙の候補者であり、全国の小選挙区に立候補者をばらまくと公言している維新の会とわが党は敵対関係にあり、のこのこと出ていく行為は、浅はかの誹(そし)りを免れない。党紀委員会を開いて詮議(せんぎ)せねばならない。この支部長は、自民党から維新の会に乗り換えようと参加したのだろうか」と武藤貴也・同党4区支部長をブログで痛烈に批判。
しかし、武藤氏は本紙取材に対し「維新の会のパーティーには出席していない。ただ、よしんば参加したとしても、維新の会は、あの時点では単なる地域政党に過ぎず、次期衆院選の候補者も決めていなかった。橋下代表は安倍晋三・自民党総裁とも政策が近く、連携も考えられていた。こんな中で、仮にパーティーに行ったとしても、自民党県連の党紀委員会で問題になるような話でない」と出席を否定した。
これに対し石田氏は「知人である維新の会の府議会議員から、『武藤氏が維新の会のパーティーに出席していたが、自民党滋賀県連は大丈夫か』と電話があった。それを書いた私のブログを見たマスコミから取材を受けた武藤氏は『行っていない』と全否定したようだ。かりにも国政に打って出ようという人は、うそやごまかしはいけない」と憮然(ぶぜん)たる表情だった。
一年前まで滋賀県で勤務し武藤氏とは面識のある男性は「維新の会のパーティー会場で武藤氏に出会い、『こんなところに来ていいんですか』と思わず声をかけると、『知人に頼まれて参加しただけですよ』との返事が返ってきた。男性と二人づれでしたね」と本紙に証言している。
自民党県連幹部は「もし武藤氏に確認して『実はパーティーに出席していた』と謝られても、どう対応すべきかわからない。また同氏を追い詰めたら『窮鼠(きゅうそ)猫をかむ』で、自民党を出て、日本維新の会から出馬されても厄介だ。今は静観するしかない」と複雑な表情だった。
いずれにせよ、同党県連は、武藤氏か、石田氏か、どちらが正しいのか、まな板の上に載せて、事実を党員の前に明らかにすべきであろう。






