平家残照 不易流行を今に表現 本紙読者ペア5組 升席に招待
◇全県
明治時代にあった芝居小屋を再現して日本の伝統芸能を楽しむ平成の芝居小屋「長栄座」が十一月三日と四日、米原市の県立文化産業交流会館に立つ。
吉川英治生誕百二十年、没後五十年を記念した平成二十四年度文化庁芸術祭参加公演となる今回の錦秋公演は、伝統と創造シリーズ第三弾「変わりゆくもの 変わらざるもの ~人の心と情景~ 平家残照」。人間国宝の常磐津一巴太夫による新作素浄瑠璃や、著名邦楽家たちによる長唄、邦楽、邦舞の世界が二日間にわたって繰り広げられる。
また、同会館に誕生した養成所で育った若手・中堅の箏奏者など邦楽専門集団十一人と公募で集まった長栄座女声合唱団による梁塵秘抄や平家物語から選んだ「十のうた」の演奏、芝居小屋の楽しみ方や作品解説などもあり、初心者でも楽しめる内容となっている。
構成・演出・プロデューサーの柴田英杞氏は、「政治も不安定で経済も低迷したまま、地域のコミュニティーも崩壊した暗いニュースのある今の世の中で、どういうふうに未来を見つめて暮らしていけばいいのか。社会状況が似ている平家の時代と同時代性を感じ、自然や文化資源の豊かな滋賀県で変わりゆくものと変わらざるものを重ねた」と、テーマ「不易流行」について語った。また、「滋賀県のすばらしい人材や文化に気づいてほしい。応援してほしい」と来場を呼びかける。
開演時間は三日昼の部が午後二時、夜の部が午後六時、四日午後三時半。三日と四日は別内容。チケットは各部とも全席指定で、定員四人の升セット一万四千円、升バラ・椅子席・桟敷席・車いす席一般四千円、学生二千円、二日間セット七千円。問い合わせは、県立文化産業交流会館(TEL0749―52―5111)へ。
滋賀報知新聞社では、芝居小屋の雰囲気を存分に味わってもらおうと、升席に読者ペア五組十人を招待する。ハガキに、▽「長栄座 錦秋公演」招待券希望▽邦楽や古典芸能への思い(適宜)▽郵便番号▽住所▽氏名▽年齢▽職業▽電話番号など連絡先を明記し、〒521―0016米原市下多良二丁目一三七 滋賀県立文化産業交流会館 「長栄座 錦秋公演」滋賀報知係へ。締め切りは、二十五日到着分まで。







