しが未来賞は前野奨氏と滋賀県中小企業家同友会
◇全県
糸賀一雄記念財団(湖南市)は、障害のある人やその家族が安心して生活できる福祉社会の実現へ顕著な活躍をしている人および団体におくる第十六回「糸賀一雄記念賞」に摂食障害家族会「ポコ・ア・ポコ」代表の鈴木高男氏65(千葉県)、社会福祉法人光友人会代表の五十嵐紀子氏74(神奈川県)、先進的な取り組みで今後の活躍が期待される平成二十四年度「糸賀一雄記念しが未来賞」には滋賀県中小企業家同友会、障がい者サポートセンタースマイルフレンズ所長の前野奨氏45(湖南市)を選んだ。
糸賀一雄記念賞を受けた鈴木氏は、自ら家族の摂食障害をきっかけに病院内の家族会との出会いがあり、以後、医療機関の指導を受けて研さんに努め、多くの悩める当事者や家族に日常生活の対応、対処を支援し、指導し続けるなど先駆的に活動している。
同じく記念賞の五十嵐氏は、幼少の頃は傷痍軍人の慰問、高校時代は目の不自由な生徒のための音読奉仕などに参加し、さらに盲学校の教諭だった光雄氏との結婚を機に、障害者の日常生活を営む権利保障のための活動を積極的に展開してきた。
糸賀一雄記念しが未来賞の滋賀県中小企業家同友会は、昭和五十八年に「障害者問題全国交流会」を大津市で開催して全国の先駆けに。組織内にはユニバーサル委員会を設け、障害のある人もない人も地域で共に働き、暮らせる地域経済や社会の実現を目指している。
前野氏は、脊髄損傷者の日常的なサポートとともに、自立につながる関わりを重視し、相談業務にもあたる。また、県立リハビリテーションセンターでは自立支援のボランティアに関わったり、車いすの利用者のためのマップづくりを進めている。
授賞式は十一月十日、ピアザ淡海(大津市)で行われ、各受賞者による記念講演とスピーチが予定されている。写真はいずれも糸賀一雄記念財団の提供。










