2か月連続で
◇全県
東京商工リサーチ滋賀支店はこのほど、九月の県内における負債額一千万円以上の倒産状況を発表した。それによれば件数は六件(前年同月比一四・二八%減)、負債総額は二億二千五百万円(同九一・二九%減)で止まった。
倒産件数で前年同月に対して増加したのは建設業、製造業(各一件増)で、前月に対しては建設業・製造業・運輸業が各一件増となった。また当月は運輸業で一件発生しているが、十産業のうち七産業で倒産発生がなかったことも倒産件数の減少につながった。ちなみに建設業が三件、製造業が二件、運輸業が一件だった。
負債総額が大幅減となったのは、前年同月では(株)山元仲が負債額二十一億六千四百万円を抱え破産したことで負債総額を押し上げたが、ここ二か月は小口倒産に止まったことが大きな要因となった。九月度の倒産として、件数、負債総額とも過去二十年で最も少ない結果となった。
一方、今年四~九月の上半期倒産件数は五十六件、負債総額は四百六十二億二千五百万円となった。前年上半期の五十一件に対して件数で五件増加(九・八%増)、負債総額は三百九十一億六千三百万円増(五六四・〇%増)となった。上半期の件数では過去十年間で四番目の少なさとなったが、負債総額は七月に発生した(株)富士スタジアムゴルフ倶楽部(四百三十億円)が押し上げる結果となり、 負債総額では最大となった。
東京商工リサーチ滋賀支店では「九月度は件数負債総額とも小規模に止まったものの、公共投資など景気浮揚策が見当らない中、中小企業金融円滑化法や同法の延長期限(来年三月)も迫っている。昨今の円高・原発を絡めた電力問題・不透明な政治情勢に対中関係という新たな問題も加わり、今後の動向も引き続き一進一退の推移が続く」とみている。






