辻さん、寺村さん、八耳さん
◇全県
文部科学省の平成二十四年度教育者表彰式が二十七日、東京の国立劇場で行われ、県内から学校教育振興に顕著な功績があった学校長三人が文部大臣表彰を受けた。
表彰を受けたのは、近江八幡市立八幡小学校長の八耳哲也さん(60、近江八幡市)、県立東大津高校長の辻壽朗さん(60、大津市)、豊郷町立豊日中学校長の寺村重一さん(59、彦根市)。
八耳さんは、県教育研究会数学部会において学力調査の問題作成および分析に関わり、県内中学生の学力状況の研究に尽力したことや平成四年には「数学指導法」など豊富な研究の実践が文部科学省研究奨励個人研究に採用されるなど高く評価された。また、公立中学校の教頭として不登校問題や生徒指導上の課題が多い中、教職員の核となって学校運営に当たった。近江八幡市教委では、市教育行政の推進役として市内各幼・小・中学校を訪問し、指導方法や同和教育の推進、人事の刷新等に幅広く取り組んだ。
公立小学校長として子どもや保護者の思いを受けとめ、良好な人間関係を基盤にした学校経営に努めている。県小学校長会会長として学校教育や学校経営についての協議を重ねながら教育の刷新に寄与している。
辻さんは、理科教員として実験実習に重きを置いた教授法を研究に努め、情報機器を教科指導に活用した教授方法を広めるなど、県内の理科教育の向上発展に貢献した。
県教委では、学校教育課指導主任として児童生徒の心の教育を推進し、不登校児童生徒数と高校中途退学者数の減少に尽力した。また、学校教育課長として教育行政推進に取り組み、新型インフルエンザ流行の感染拡大を食い止めると共に、入学者選抜試験の公平な受験機会が確保されるよう尽力した。
北大津高校では、目標によるマネジメントを学校経営に位置づけ、教員の資質向上を図った。また、東大津高校では、教師の授業力向上と研究授業の充実により、国公立大学への現役合格者が過去最高となるなど生徒の進路実現に成果をあげた。
寺村さんは、視聴覚機器を活用した教材開発に取り組み、その実践は高く評価された。児童会活動では「アルミ缶回収」など特色ある教育活動を企画し、中学校教諭時代には同和教育の推進と生徒の進路保障に尽力した。
県教委では、教職員の人事や研修をはじめ、初任者研修制度の改革や「滋賀の教育塾」の開設、県独自の少人数学級編成導入に取り組んだ。公立小学校長および中学校長として特別支援教育の視点を活かした授業改善を取り入れて生徒の学力向上や教師個々の授業力向上に大きな成果を上げた。






