岩永氏は比例で復活当選 奥村氏完敗で議席守れず
第四十六回衆議院議員選挙は十六日に投開票が行われ、滋賀県小選挙区はすべて自民党が勝利し、民主党は比例復活で一議席を確保、日本維新の会が比例復活で一議席を獲得した。これで、滋賀県の国会議員は参議院議員二人を含め八人となった。県内の投票率は六十一・七六%で、前回を八・八九ポイント下回った。
五人立候補で激選区となった滋賀4区は、自民党新人の武藤貴也氏が約九千三百票の差をつけて初当選を果たし、日本維新の会の岩永裕貴氏は全市町で二位の票を得て比例復活で初当選した。民主党前職の奥村展三氏は湖南市で一位となった以外は三位に甘んじ、比例復活も果たすことができなかった。共産党新人の西沢耕一氏と無所属元職の小西理氏は、共に健闘及ばなかった。投票率は六十一・五〇%で、前回を八・七九ポイント下回った。
午後十一時十分頃、当選確実の一報が近江八幡市千僧供町の選挙事務所に入ると、詰めかけた支持者が拍手と声援で武藤氏を迎え、万歳三唱と花束贈呈、乾杯で勝利を祝った。
武藤氏は「全国的には(自民党に)風が吹いているとはいえ、元自民党代議士と元自民党代議士の息子という保守分裂の厳しい選挙だった。みなさんの支えで今日があります」と選挙戦を振り返り、「自民党にもう一回期待していただける声が多かった。経済の再生・雇用の拡大を望む人が多く、一次産業の振興を望む声が大きいので、民意を(国に)しっかり伝えたい。日本に誇りをもてる国をつくりたい」と、決意を述べた。
逆風を受けて厳しい選挙戦を戦った民主前職、奥村氏の選挙事務所では、落選が伝えられると重苦しい雰囲気に包まれた。
しばらくして事務所に姿を現した奥村氏は、詰め掛けた支持者に対して、「三十六年間、政治の道を歩み、皆さんと共に日々送れたことを心から感謝を申し上げたい」と深々と頭を下げ、今後は「お世話になってきた滋賀県のため、精一杯ご恩返しさせていただきたい」と静かに語った。







