「地方維新VS土着権力」八幡和郎氏
評論家の八幡和郎氏が、四十七都道府県の政治地図を分かりやすく網羅した新書「地方維新VS土着権力」(定価=税込八百四十円)=写真=を文藝春秋から刊行した。
石原東京都知事の国政への転進、そして、嘉田滋賀県知事や橋下大阪市長が現職のまま政党幹部になるなど、地方から日本の政治を変えていこうという試みが続々と出ているが、そのことは、地方での変革の難しさの裏返しでもある。
日本の地方自治や地域作りの歴史、現代の自治体のめざすところを概説するとともに、全国四十七都道府県にそれぞれの「県政性」があると分析している。
どうして山口県から九人も首相が出ている、労働組合や宗教団体の政治的影響力も地域によってさまざま、沖縄はどこがほかの都道府県と違うかなど地元にいると当たり前と思うことが、全国的にみるとそうでもないことなどが具体的な事例をひきながら語られている。







