いきいき百歳
米国では、昨年11月の大統領選で、民主党のオバマ大統領が共和党のロムニー氏を破って再選し、リベラル(中道左派)の灯が守られた。片や日本は、師走の総選挙で自民党が圧勝し、民主党はわずか3年で政権の座を譲り渡した。同じ民主党でも、まさに中身は雲泥の差である。衆院で単独過半数を握った自民党の安倍晋三総裁は、自主憲法の制定、集団的自衛権の行使など右傾化を強めており、危なっかしさが付きまとう。
振り子のように右左に揺れる日本の政治。そしてたえず裏切られ続ける有権者。政治の漂流に引きずられて、日本経済もいまだにデフレから脱却できないでいる。
昨年1年の世相を表す漢字の1位に、「金」が選ばれた。これは日本漢字能力検定協会(京都市)が毎年、募集して発表しているものだ。この理由として、ロンドン五輪での日本選手の活躍や山中伸弥・京大教授のノーベル賞受賞などが挙げられている。まだまだ日本人は、世界の中でも捨てたものではないのだ。
それを裏付けるかのように、東近江市では、住民自らが食、エネルギー、ケア(看護・介護)の自立を目指して、高齢者や障がいのある人など、誰もが地域で安心して暮らせるコミュニティづくりを進めている。政治や景気に振り回されない現代版「ノアの方舟」に、夢と希望を託したい。







