1メートル堆積のヘドロが半減
◇全県
立命館大学とNPO法人びわ湖トラスト、大阪のベンチャー企業はこのほど、ナノバブルを用いた琵琶湖ヘドロ分解実験の結果を発表した。
この実験は、特殊多孔質セラミックスを利用して、一ミリの百万分の一のナノバブル(酸素を高濃度圧縮した超微細気泡)を湖水に循環させることで、ヘドロを分解する微生物を活性化させた。
大津市柳が崎では、微生物の分解能力を数値化するため、平成二十四年三月から実験を実施。具体的には、湖底に二・二メートル四方の底なし水槽を沈め、ナノバブルを循環させた。百三十日間続けた結果、湖底に約一メートル堆積していたヘドロのうち、五十八センチ(昨年十二月三日現在)が、微生物により分解・消滅した。
実験に関わった今中忠行・立命館大学生命科学部長は「環境にやさしい上、土木工事よりも低コストで琵琶湖を水質浄化できる」と評価している。
なお、今後の活用として、瀬田姥田川下流(大津市)や八幡堀(近江八幡市)、赤井湾(守山市)などのよどみのある水域の水質浄化、浅瀬でのシジミ再生、下水・排水のバッキ処理などを挙げている。








