5月から一人300円の試験導入
◇全県
県、米原市、環境保護団体でつくる「伊吹山自然再生協議会」は五月から、一人当たり任意で三百円の入山料徴収を試験的に行い、来年四月からの本格導入に備えていく。
標高千三百七十七メートルの伊吹山は、入山者が年間三十万人に上ることや、近年の豪雨などの影響もあって登山道が荒廃し、公衆トイレも劣化。貴重な植物群落への踏み込みなどの問題が深刻になっている。このため、先月二十八日の協議会で入山料徴収の方向性を決めた。
また低木やススキ、単純な植物群落の拡大繁茂により、多種多様な山地草原種への影響が生じている。加えてニホンジカなどの増加により、ニッコウキスゲやユウスゲなどの貴重植物が被害に遭(あ)うなど、これまで経験してこなかった新たな課題に直面。
そこで入山料を、ふもとの登山口と伊吹山ドライブウェイ終点の駐車場の計三か所で徴収することで、植生の回復を始め、公衆トイレの整備、山頂のお花畑の維持管理を行おうとするもの。事業の運営は協議会で、事務局は県と米原市が管理する。なお中学生以下と障害者には入山料は求めない。







