自民、官僚2人に絞り込む 維新、22日の支部結成式で自民候補支持か
◇全県
今夏に予定されている県知事選に向け、湖国政界は激しく動き始めている。嘉田由紀子知事の支援団体である「かだ由紀子と歩む会」(小坂育子代表)は九日、大津市内で新春懇親会を開いたが、支持者からは三選出馬を要請する声が相次いだ。片や自民党県連(上野賢一郎会長)も同日、守山市で「県政協議会」を開催し、知事候補を官僚二人に絞り込んだ。同党県連大会の二十二日をにらんで、今週中には一人に決定したい意向だ。【石川政実】
「歩む会」の懇親会では、嘉田氏に対し支持者から続投(三選出馬)を求める意見が相次いだ。これに対し、嘉田氏は「ここで答える段階ではないが、思いはありがたく受け取る。三期目については熟慮中」として言及を避けたものの、意欲をにじませた。「家族の反対もあり、出馬するか迷っている」との見方もあるが、それを打ち消すかのような熱気だった。
懇親会後、記者団に対し出処進退の表明時期について「流域治水条例案や新年度予算案成立の見通しがたった段階」と述べたことで、十八日開会の二月県議会冒頭表明は行わず、三月二十四日の県議会最終日説が有力になってきた。
一方、自民党県連は九日、守山市で協議会を開催し、知事候補を滋賀にゆかりのある四十歳代前半の復興庁官僚と四十歳代後半の官僚の二人に絞った。
官僚に絞った理由として、ダムの凍結見直しなどで嘉田県政と中央省庁との関係が冷え込んでいるために官僚知事を誕生させて関係修復を図ろうとする狙いがあるものとみられる。さらに東京都知事選で舛添要一元厚生労働相が当選したように、実務的で手堅い手腕を官僚に求めたともいえる。いずれにせよ現時点では、復興庁官僚が一歩先行している。
二十二日に党大会が迫っているため、今週中には同党県議団で一人に絞り、臨時役員会で正式決定に持っていきたいところだ。
嘉田陣営の幹部からは「嘉田さんは地方主権改革を訴えてきただけに、もし三選出馬するなら、むしろ官僚相手の方がやりやすい」と強気な発言も。
一方、日本維新の会(滋賀県総支部)関係者によれば、同党は二十二日、東近江支部を結成する。東近江市のアピアでの同支部結成式において、自民党が担ぐ候補者支援を公表する公算も。
他方、民主党県連は、依然として模様眺めである。党内には川端達夫元衆院議員待望論もあるが、自民党県連が官僚を担いだ場合の対応が注目される。ともあれ先週から湖国政界は怒涛(どとう)のごとく動き始めている。







