文化人の素顔に迫る167日間
◇彦根
幕末、日本の行く末を憂い開国の英断を行った井伊直弼の「生誕二百年祭」が十日~十二月二十三日まで、彦根市の彦根城一帯で開催されている。
政治家としてだけではなく、茶の湯や和歌など文化人としても一流を極めた直弼の知られざる魅力を、彦根城域の櫓(やぐら)での特別展や、彦根城博物館でのシリーズ展示をはじめ、市内各所のユニークなイベントでも紹介。
また二百年祭を記念し、通常料金より六百円も得な記念パスポートを彦根城、玄宮園、彦根城博物館などで販売中だ。記念パスポートで観覧できるのは、彦根城、玄宮園、彦根城博物館、埋木舎、夢京橋あかり館(まちなか博物館)。販売価格は、大人券千円、子ども券(小・中学生)三百五十円。
なおイベント内容は、次の通り。
▽七月十二日~九月二十七日=天秤櫓(てんびんやぐら)特別展【いいね!井伊直弼展】直弼の生涯や功績、茶人としての魅力などを、3Dシアターなどで分かりやすく紹介。夏休みに親子で楽しめる特別展。ドローンによる空撮映像も初公開し、普段見ることのできない彦根城の魅力が体感できる。
▽七月十二日~十二月二十三日=彦根城博物館展示【シリーズ「直弼のこころ」】直弼ゆかりの茶器や刀剣、直筆の書など本物の文化財を通してその人物像を探るシリーズ展示を開催中。
▽九月十八日~十二月二十三日=佐和口多聞櫓特別展【一期一会】映画やドラマなど映像で描かれる直弼にスポットを当て、その魅力に迫る特別展。文和人、直弼を切り口に外国人にも分かりやすい体験型の日本文化紹介コーナーも設置。
▽九月二十七日=特別講演会【能、その舞台の聖俗と不思議】直弼が愛した「能」をテーマに国文学者・林望氏が、能楽師・坂真太郎氏による能の所作実技を交えて講演する。
▽十一月二十九日=【生誕記念イベント】新暦の直弼の誕生日に、彦根城天守閣が見える会場で迫力満点の「流鏑馬(やぶさめ)」を披露する。








