444年ぶりに酒米作りから オーナー50人を限定募集
◇東近江
湖東平野から琵琶湖、湖西の山々を一望する鈴鹿山脈の山懐にたたずむ百済寺(東近江市百済寺)は、聖徳太子により606年(推古14年)建立の1400年の歴史を誇る近江の最古刹寺院。1573年(天正元年)の織田信長による焼き討ちで1千坊に及ぶ全山焼滅までは、清酒の起源となる僧坊酒(幾内4ヶ寺)の一つ「百済寺樽(ひゃくさいじたる)」を醸造し、室町幕府にも献上する銘酒があった。
この「百済寺樽」を地域活性化の起爆剤にしようと、百済寺町で地域資源を生かした事業に取り組んでいる東近江市地域おこし協力隊の比嘉彩夏隊員と喜多酒造(東近江市池田町)、百済寺町民、百済寺が手を組み、歴史的銘酒を444年ぶりに復活させるプロジェクトを立ち上げ、比嘉隊員をプロジェクトリーダーに、「百済寺樽復活オーナー」を50人限定で募集して、酒米づくりから酒造りに取り組むことにした。
プロジェクトは、5月6日の田植え・百済寺歴史探訪ツアー、7月の草刈り・百済寺修行、9月の稲刈り・草鞋(わらじ)づくり、来年1月の喜多酒造探検ツアー・「百済寺樽」新酒試飲会を実施する。
参加費は1人3万円。募集期間は4月30日までだが、定員になり次第締め切られる。問い合わせは、比嘉隊員(TEL080―4232―8533 aya8533@gmail.com)へ。
比嘉隊員は、「百済寺繁栄の時代を象徴する『百済寺樽』を現代に復活させ、東洋一と呼ばれていたころの賑わいを取り戻したい。多くの人に百済寺の知られざる歴史と自然と一体になれる感動を感じて頂きたい」と意気込みを見せる。







