全国で最も低い滋賀
【県】 県労働局(待鳥浩二局長)はこのほど、昨年の県内労働者の健康管理や職場環境改善など「労働衛生」に関する現状を取りまとめ、職場における定期健康診断の有所見率が全国でも最も低かったことを発表した。
有所見率とは、診断の結果、項目に異常があったと記される割合で、数値が低いほど健康と診断された人が多いことになる。
昨年の一般的健康診断における県内の有所見率は49・9%(全国平均56・6%)であり、全国で最も低い数値となった。また、全国的には増加傾向にある中、県は3年連続で低下している。同局では「健康寿命の延伸や喫煙率の低下など、県が推進する『健康しが』の取り組みが労働環境に反映されていることも理由の一つではないか」と推察している。
一方、1カ所でも異常が認められた人について「血中脂質の所見が圧倒的に多く、血圧、肝機能、血糖など生活習慣に関わる項目での所見も多い」と分析している。
また、昨年の職業性疾病による休業4日以上の県内死傷者数は79人。疾病の種類としては腰痛が約半数を占めており、業種別では製造業、社会福祉施設の2業種で6割を占めることが分かった。
同局では、9月の全国労働衛生週間準備期間に向け、労働衛生に関する意識の高揚を図ることを目的に、「腰痛予防対策、化学物質による健康障害防止対策、ストレスチェック制度をはじめとしたメンタルヘルス対策、治療と仕事の両立支援対策などを重点とした取り組みを推進していく」としている。






