自公と野党共闘の構図
【全県】 次期の衆院解散・総選挙に向け、滋賀2区(彦根市、長浜市、米原市、東近江市旧愛東町・湖東町、愛知郡、犬上郡)では、自民党現職で5選を目指す上野賢一郎氏(55)と、元衆議院議員で立憲民主党の田島一成氏(58)の両陣営が準備を進めている。自公と野党共闘の対決の構図が予想され、同区支部長を務める両者がしのぎを削る激戦区となりそうだ。(古澤和也)
上野氏「経済対策に手応え」
田島氏「暮らし直結型の予算を」
過去3回にわたり2区で田島氏に競り勝ってきた上野氏だが、前回の衆院選では得票率が50%を超えた。その要因として上野氏は「後援会の充実もあるが、日常の活動を地道に行ってきたのが軌道に乗り、それが評価されてきた」と語る。
注力した実績としては、国道8号線のバイパス整備の要望・実現などのインフラ整備や姉川・高時川のダムの整備といった治水対策、河川や中心市街地の整備、観光振興などを挙げる。
また、政府が実施する感染症対策のほか、中小企業向けの持続化給付金や家賃支援、雇用調整助成金対策などの経済対策に手応えを感じる反面、「ITなどコロナ禍でぜい弱な部分も明らかになった。病院支援や規制改革も含め今後も必要があればちゅうちょせず対策を講じていきたい」と力を込める。
次期選挙の時期については「現政権の一定の成果が出てからになるのでは」と述べる。現在は支持者へのあいさつ回りを中心に行っており、選挙に対しては「地方創生をしっかり結果を出すこと。気を引き締め、右往左往せず自分たちの活動をやっていく」としている。
一方、11日の結成大会で立憲民主党滋賀県総支部連合会の代表就任を表明した田島氏は、来たる次期衆院選に向け早くも選挙態勢の構築を急ぐ。
前回の衆院選では希望の党から立候補するも落選。「党議決定による希望の党からの出馬だったが、支持者を含め2区有権者を混乱させたのがあの結果。慚愧(ざんき)に耐えない」と当時を振り返り、それから3年間は現場を駆け回った。
18年に立憲民主党に入党。昨年の参議院選挙に野党統一候補で当選した嘉田由紀子氏の支持にも尽力し、支援者の信頼回復に努めてきた。
9月には、野党統一候補として田島氏を推薦する市民の会主催の決起集会が開かれ、参議院選挙で勝利した野党共闘の勢いを強調。前回の衆院選で候補(共産・社民推薦)を擁立して争った市民団体は次期選挙に向け田島氏の支援にまわり、周知に徹底。また、野党共闘のシンボル嘉田氏との2連ポスターを増刷し、駅立ちや街頭演説の回数も増やしている。
田島氏は「場当たり的な政策で何の成果も得られなかったのが次期選挙の争点。現政権では暮らし直結型の予算が全く実感できていない」と訴える。








