実弾訓練の中止を申し入れ
【高島】 23日、高島市の陸上自衛隊饗庭野演習場で射撃訓練中に迫撃砲弾が演習場の敷地外の山間部に着弾した。県と同市は遺憾の意を示し、陸上自衛隊に対し同演習場内での実弾射撃訓練の中止を申し入れた。
陸上自衛隊によると同日午前10時40分頃、同演習場で第50普通科連隊(高知駐屯地)が120mm迫撃砲の射撃訓練を実施中、1発が計画上の着弾地点を大きく越えて演習場外に着弾した。人的被害は発生していない。
一方、県によると、工事作業中だった業者の工事事務所や休憩所の近くに着弾し、自衛隊よりも早く同工事事務所から「激しい衝撃音がし、白煙が見える」といった一報が県に入ったため、現地確認を急いだ。また、事案発生から1時間以上経過した後、自衛隊から県への第一報がもたらされた。
同日、急きょ県庁で記者会見を開いた三日月大造知事は「大変遺憾であり、極めて重大な事案であると言わざるを得ない」と不快感を示した。続けて、人命にかかわる可能性もあった点や第一報が自衛隊よりも早く民間から県へもたらされた点、第一報以後の情報がなかなか県へ入ってこなかった点などを指摘し、「原因究明と再発防止の徹底を求めるとともに連絡体制のあり方も検証する」と語った。





