湖北工業が東証二部上場
【長浜】 長浜市高月町高月の製造業「湖北工業」(石井太社長)が昨年12月、東京証券取引市場第二部へ上場した。県内に本社を置く企業が上場するのはこれで12社目。
「湖北工業」は1959年に同市(当時は高月町)で創業。現在も同市に本社を置き、東京支店、中国(蘇州と東莞の2拠点)、スリランカ、マレーシア、シンガポールの5か国7拠点でアルミ電解コンデンサ用リード端子の製造・販売と光部品・デバイスの製造・販売、石英ガラスを材料とした精密部品の製造販売を展開している。
アルミ電解コンデンサ用リード端子事業では、世界のトップシェア40%を同社製品が占め、通信分野や産業機械、家電など電子機器に用いられている。年間、400億個以上を自社設計の生産設備で製造している。
光部品・デバイス事業では、スマートフォンやスマートスピーカーなどIoT(モノのインターネット)機器をささえる光ファイバ通信網関連製品を手がけており、海底ケーブルやデータセンターなどの分野で早くから実績を残している。
昨年12月下旬、県庁で石井社長らが記者会見を開き、上場したことを発表した。石井社長は「上場できたのは、ひとえに様々な人の支援の賜物」と述べ、今後に向けて「市場のニーズに真正面から取り組み、顧客の期待に応えられるよう、コアになる技術をブラッシュアップして事業を進めていきたい」と意気込みを語った。
会見後、石井社長らは三日月大造知事を表敬訪問した。三日月知事は「上場したという知らせは、県にとっても誇りであり、県の経済界も元気づけられたと思う。また、“人づくり”を大切にした事業展開も大変心強い」と祝福し、同社のメイン事業の一つであるアルミ電解コンデンサ用リード端子が、大きく注目を集めている電気自動車への活用も期待されていることなどから「CO2ネットゼロの動きなどで社会のニーズが広がっている。県も学ばせてもらいたい」と語った。






