虎姫高校「ピンクマスクデー実行委員会」の取り組み
【長浜】 県立虎姫高校(長浜市宮部町)の「ピンクマスクデー実行委員会」が3月12日、アサコムホール(大阪市北区)で開催された「2021年度SDGs Quest(エスディージーズ・クエスト)みらい甲子園関西エリア大会」でSDGsの目標達成に向け最も優れている行動計画として「アクションアイデア最優秀賞」を受賞した。このほど、同実行委の代表者らが県庁で三日月大造知事を表敬訪問し、これまでの取り組みについて報告した。
SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年に国連が採択した30年までに目指すべき17の世界的目標などからなる持続可能な開発のための国際的な開発目標のこと。同大会は、高校生が持続可能な地球の未来を考え行動するために、SDGsを探求し、社会課題解決に向けた行動案を毎年、発表・表彰している。
一方、同校では普段の授業からSDGsを扱い、生徒らが多様な社会的課題の解決に向けた取り組みを実践している。それらの一環として昨年、生徒ら有志が「いじめ・差別の撤廃」に向けた活動に乗り出した。
生徒らは、07年にカナダの学生2人が始め、現在は世界中に広がっているピンク色のシャツを着て「いじめ反対」の意思表示をする「ピンクシャツデー」運動に触発され、「コロナ禍で顕在化した差別もある。ピンク色のマスクを着用して運動への参加意思を示そう」と同実行委の活動を始めた。
同実行委では、クラウドファンディングを活用してオリジナルマスクを作成し、SNSで取り組みの様子を発信した。また、地元企業と連携して黒壁スクエア(長浜市元浜町)でのイベントや市内の小学校で出張授業を実施、「いじめをなくそう」と呼びかけた。その結果、同校内から市内へ活動の輪が広がり、「ピンクマスクデー」に設定した今年2月23日には市内でピンク色のマスクを身につけた市民の姿も見られた。
同実行委はこれまでの取り組みを同大会で発表。参加した56校268チームの中から最優秀賞に選ばれた。
活動と受賞について話を聞いた三日月知事は「皆さんの取り組みを誇りに思う。これからもぜひ、周りの人や未来のためにできることはないか、考えて行動してほしい」と祝った。
同校3年生で同実行委委員長の沢田琥珀さんは「この取り組みがいじめ・差別反対へのスタートとなるように、活動を広め、発展させていきたい」と述べている。






