認知度向上、地域活性化へ
【日野】 滋賀県の伝統野菜「近江日野産日野菜」がこのほど、地域ブランドを保護する「地理的表示(GI)保護制度」に登録された。
同制度は酒類や農林水産品において、伝統的な生産方法や生産地ならではの特性(気候・風土など)が生かされた産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録し、保護することを目的に運用されている。
世界100カ国以上で導入されており、日本では2015年に開始。現在は全国各地から約120産品の登録があり、県内ではこれまでに「近江牛」(2017年)、「伊吹そば」(2019年)、「滋賀の地酒」(2022年)が登録されている。
日野菜は室町時代(約550年前)に同町鎌掛の山中で発見された品種(かぶ)を起源とし、真っすぐ細長く、下部は白色、上部は鮮やかな赤紫色で、独特の辛みと苦みをもつことなどが特徴。「近江日野産日野菜」は、日野菜生産部会の部会員が日野菜原種を使用して生産し、厳正な出荷基準を順守して出荷している。
今回の認定を受け、近江日野産日野菜とそれを使った日野菜漬けなどの加工品は、GIマークを付けて販売が可能となった。
三日月大造知事は「これまで地元で大切に受け継がれ、守られてきた日野菜の魅力がこうして認められたことをうれしく思う。認定を機に県内外での認知度をさらに高め、多くの人に艶やかな美しさを持つその姿形と程よい苦みを堪能いただき、地域の活性化につながることを期待しています」とコメントしている。







