生産者らが知事に「GI」登録を報告
【日野】 昨年10月、国の地理的表示保護制度(GI)に登録された「近江日野産日野菜」の生産者や関係者、堀江和博日野町長らがこのほど県庁で三日月大造知事を表敬訪問し、「GI」登録までの苦労や日野菜と共に受け継いできた地域の思いをアピールした。
「近江日野産日野菜」は、約550年前に発見された品種を原種としたカブで「たた辛い」と言われる独特の辛みと苦みをもつことなどが特徴。現在、町内の約60軒が生産に携わり、厳正な出荷基準を順守して出荷しており、同町を中心に東近江地域で流通している。
今回登録された「GI」は、地域に存在する伝統的な生産方法や気候・風土・土壌など生産地の特性が、品質などの特性に結びついている産品について、生産地名を冠した地理的表示が認められる制度で、県では2017年の「近江牛」、19年の「伊吹そば」、22年の「滋賀の酒」に続く4例目の登録となった。
今回、堀江町長とJAグリーン近江代表理事の中江吉治副組合長、JAグリーン近江日野菜生産部会の岡伊佐夫会長、山本秀喜副会長、寺沢清穂相談役らが知事室を訪ね、日野菜自体やキムチ、ふりかけといった加工品などに、「GI」登録を示すシールを貼って販売を始めたことなどを紹介した。
堀江町長は「近江日野産日野菜」について「原種の種、日野の土壌、地域の人の力で成り立っており、現在進行形で日野の食文化となっているのがすごいと思う。これからもしっかり受け継いでいきたい」と語った。
歓談後、今が旬の日野菜の切漬けを試食した三日月知事は「子どもの頃から独特な風味が好きで、今回の登録をうれしく思っている」と述べ「地域の皆さんの取り組みが実った成果だ。県も協力して発信していきたい」と登録を喜んだ。
表敬訪問後、記者団の取材に応じた中江副組合長は「多くの人に食べてもらえるよう、魅力を発信していきたい」と意気込んでいた。







