文人、商人、武士などの作品 かわらミュージアムで展示
【近江八幡】近江八幡市多賀町のかわらミュージアムで、1908(明治41)年、八幡堀沿いに蒲生郡勧業館(昭和41年に円山町に移設され、現在、近江八幡ユースホステルとして使われている)の開設を記念して作られたと伝わる「蒲生郡古墨張り混ぜ屏風」の展示が行われている。2月25日まで。
屏風は、市が所蔵する六曲四隻(6つ折り4組)で、旧蒲生郡内(近江八幡市、東近江市の一部、日野町、竜王町)の24町村から集められた郡内の文人、商人、武士など301人の作品321点を、各隻ごとに50~100点に分けて金地の屏風に貼り付けられている。当時の芸術文化を知る上で貴重で、豪華な作品集に仕上げられている。
集められている作品は、和歌、漢詩、山水画、人物画、物語画などで墨で描かれている。中には歌人として評価が高く、京都地下四天王の一人とも呼ばれた伴蒿蹊(ばんこうけい・1733~1806年)をはじめ、西川芸々齊(にしかわげいげいさい・1774~1844年)、商人でもあった原田柳外(はらだりゅうがい・1812~1868年・現東近江市生まれ)、住友2代目総理事・伊庭貞剛ら門弟の教育にあたった西川吉輔(1816~1880年)など、近江八幡とゆかりの深い人物の作品もある。
屏風の横には作者の人物像や時代背景の説明パネルや人物を詳しく解説した近江八幡市史も置かれ、人物や時代背景を知る資料となっている。
入館料・一般300円、小中学生200円。開館時間午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。休館日・月曜、祝祭日の翌日(2月24日は開館)。問い合わせは同ミュージアム(TEL0748―33―8567)へ。







