今村さんの日展特選作品も
【東近江】 湖国の原風景を描き続けた東近江市にゆかりを持つ日本画家・中路融人(1933~2017)の素描展が、東近江市五個荘竜田町にある中路融人記念館で開かれている。
素描とは、スケッチから本画を描くまでに生まれる下絵などのことを指し、風景画家として活動してきた中路も数多くの素描作品を残している。自然との触れ合いや向き合いを大切にしてきた中路は、生涯通して写生にこだわり続けてきた。旅先にもスケッチブックを持参したといい、コンテやペン、色鉛筆で描かれた素描からは中路の写生への真摯(しんし)な姿勢がうかがえる。
今回の企画展では、素描作品18点と実際に使われていたスケッチブック6点、冬の季節を象徴する本画作品5点を紹介。水辺や田んぼなど湖国の風景を写生した素描をはじめ、旅先で訪れた中国の蘇州(そしゅう)や紹興(しょうこう)を描いた作品が並び、中路が対象から受けた印象や感情を感じ取ることができる展示となっている。
また、中路に師事した今村市良さん=東近江市小池町=の2022年日本美術展覧会(日展)特選受賞作品『生生(せいせい)』も期間中展示されている。
展示は3月10日まで。月曜日休館。入場料300円。小中学生150円。問い合わせは、中路融人記念館(TEL0748―48―7101)へ。








