引き算の文化を評価 インバウンドに向けPR
【東近江】 海外に向けたクールジャパン戦略の一環として開催された「CJPFアワード2024」のムービー部門で、東近江市永源寺高野町の臨済宗永源寺派大本山・永源寺がグランプリを受賞した。17日、同寺の横山玄秀宗務総長らが小椋正清東近江市長のもとを訪れ、その喜びを報告した。
CJPFアワードとは、日本各地の自然、歴史や伝統から継承される文化や産業、デジタル技術など、持続可能なストーリーとして日本の魅力を世界に向けて発信しようと、クールジャパン官民連携プラットフォーム(CJPF・内閣府知的財産戦略推進事務局)が開くもの。ムービー(動画)部門と、プロジェクト(事業)部門で公募が行われ、ムービー部門では全国から集まった294作品中、永源寺の「源 ROOTS OF JAPAN 永源寺エリア 日本の原風景を訪ねて」が最高賞となるグランプリを受賞した。
約3分間の動画のなかで、四季折々の豊かな自然の中で日本の原風景を五感で体験できるプログラムを盛り込んだ。座禅や精進料理、煎茶道、在来茶「政所茶」などが映し出され、インバウンド向けに紹介。審査員からは「ストーリー展開が秀逸で、日本の魅力を丁寧かつ分かりやすく伝えている。お寺を舞台に、日本の『引き算の文化』を表現している点は素晴らしく、外国人が初めて見る日本文化として、秀逸な精神的体験を提供してくれている」などの評価を得た。
動画の制作は、観光客が激減したコロナ禍を乗り切ろうと、永源寺が2022年に観光庁の補助事業で行った。ツアーを企画していた株式会社リクルートじゃらんと、東近江市観光協会との共同で制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開。幅広い発信を目指して23年に同アワードに応募した。
この日、市役所を訪れた横山宗務総長と森慈尋教学部員は、今後予想されるインバウンドの増加に向けて小椋市長と意見を交換。
受賞を受け横山宗務総長は「光栄なこと。特有の引き算の美学を発信し、外国の方にも広く知ってもらえたら」と思いを話した。








