登山シーズンが到来 捜索や救助の警備強化
【東近江】 本格的な登山シーズンを前に、東近江警察署は山岳警備隊を発足させた。発足式で任命を受けた隊員らは捜索や救助に必要な基本技術を学び、警備の強化に努めた。
標高1千メートルほどの山々が連なる鈴鹿山系を有する同署管内は、5月の大型連休を皮切りに多くの登山客でにぎわう。一方、同署によると昨年は管内で15件の山岳救助事案が発生しており、うち4人が死亡。森林や河川が広範囲に広がる鈴鹿山系での救助事案は道迷いが最も多く、次に滑落、転倒などが続き、同署は遭難や事故などに備えた入念な装備と登山計画を呼びかけている。
この日、隊員の救助技術の向上やさらなる警備強化、啓発を目的に、今年度の山岳警備隊を発足させた。技術に長けた経験豊富な署員に加え、同署地域課の若手署員を中心に構成された隊員28人に指名書を交付。
発足式で吉田隆史署長は「今年はコロナ禍以前の登山客が予想される。消防や市町との連携強化を積極的に図り、2次被害なく迅速かつ確実に救助活動に努めてほしい」と激励し、また、昨年の救助事案があった登山者のうち8割が登山届の提出がされていない現状も伝え、啓発も呼びかけた。
その後、隊員らは救助に必要なロープ結索や、チェンソーなどの機材の取り扱いを学び、救助活動に備えた。








