高島市で撮影映画「湖の女たち」公開中
【高島】 劇中の大半が高島市内で撮影された映画「湖の女たち」(大森立嗣監督、製作幹事/配給・東京テアトル、ヨアケ)が17日、全国で公開された。
同作は、数多くの小説が映画化されてきたベストセラー作家・吉田修一氏の同名小説(新潮社文庫刊)が原作。吉田氏と大森監督は2013年にモスクワ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した「さよなら渓谷」ぶりのタッグとなる。出演は福士蒼汰さん、松本まりかさん、福地桃子さん、三田佳子さん、浅野忠信さんらで、実力派の好演が光る。
公式サイト(http://thewomeninthelakes.jp)ではあらすじを「介護施設で発生した殺人事件の捜査にあたった西湖署の若手刑事・圭介とベテランの伊佐美は、施設の中から容疑者を挙げ、執拗な取り調べを行なっていく。その陰で、圭介は取り調べで出会った介護士・佳代への歪んだ支配欲を抱いていく。一方、事件を追う週刊誌記者・池田は、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていくが、捜査の先に浮かび上がったのは過去から隠蔽されてきた恐るべき真実(中略)。そして、後戻りできない欲望に目覚めてしまった、刑事の男と容疑者の女の行方とは―」としている。過去の罪と現在の罪が琵琶湖の湖面のように幾度も表情を変えながら打ち寄せてくるヒューマン・ミステリーを描く。
撮影は22年秋に行われた。滋賀ロケーションオフィスが全面的に協力し、作中には様々な時間帯の琵琶湖をはじめ、同市針江の「かばた」や集落の様子などがそのまま登場、ドラマに深みを加えている。
19日、同作公開を記念し、草津市新浜町のイオンシネマ草津で大森監督による舞台挨拶が行われた。
大森監督は「原作が高島市を舞台にしたのであろうとわかり、撮影地に選んだ」と述べ、「時には美しく、時には怖く、時にはグロテスクにも見えることがありつつもそこにある琵琶湖のように、自分たちが歴史の中で背負っているものが移し鏡のように返ってくるという思いで映画に向かっていた」と語った。また、滋賀ロケーションオフィスとして撮影に関わった安藤恵多さんは「監督は琵琶湖の見え方など、ドロドロとした人間と対比させる圧倒的な自然の美しさに比重を置くように意図されていると感じた」と述べている。
同作は、イオンシネマ草津のほか、彦根ビバシティシネマ(彦根市竹ヶ鼻町)、イオンシネマ近江八幡(近江八幡市鷹飼町)、水口アレックスシネマ(甲賀市水口町本綾野)などで上映されている。







