市内でも作付けが拡大
【東近江】 国営農地再編整備事業の計画が進められている東近江市林田町のほ場で育ったタマネギが、出荷の最盛期を迎えている。
国営事業の一つとしてタマネギの作付けが重点に置かれている中、同町の農事組合法人「飯開の里はやしだ」では、水稲、麦、ソバに加え、5年前からタマネギの栽培に着手している。現在約60万平方メートルある農地のうち、タマネギは7千平方メートルほど。隣町の池田町の組合と大型農業機械を共有するなど積極的に機械化・効率化を進め、「儲かる農業」に向けた農業振興に取り組んでいる。
今年はマルチ栽培にも取り組み、試験的に晩生の品種「ケルタマ」も栽培してタマネギの作型分散にもつなげた。麦の収穫を終えた6月中下旬、梅雨の晴れ間をみて組合員ら10人程で丸々育ったタマネギの収穫に汗を流した。
収穫したケルタマは「びわこオニオン」として7月上旬から市内スーパーに並ぶ予定で、ケルタマの栽培を提案した東近江市に赴任する地域活性化起業人でタキイ種苗社員の神出一昭さんは「加工品で流通させるだけでなく、青果として地元スーパーに並び、地域住民や県外の人の手に渡るよう東近江の特産品としてブランド化につながれば単価増も期待できる」と話す。
同法人理事長の西村隆夫さんと部会長の中村安男さんは「試験的な栽培も各組合や農業関係者で情報共有することが大切。それが地域全体の農業振興につながれば」と思いを話した。







