高齢者サロンが有効活用
【東近江】 八日市清水町の高齢者サロン「いかだサロン」は1日、地域の公共交通の利便性に触れながら会員同士の親交を深めてもらおうと、近江鉄道が発行する高齢者対象の100円パス「シルバーパス」を利用した活動を開いた。
同サロンでは、お誕生日会や季節の催しなど月1回ほど開き、地域に住む高齢者らの交流や居場所づくりの場を提供している。活動は15年ほど続き、この日は、地域の公共交通にも親しんでもらおうと、シルバーパスの発行を機に、近江鉄道を活用した活動を初めて開いた。
シルバーパスは、近江鉄道沿線10市町在住の65歳以上の高齢者を対象にした乗車パスチケットで、会員登録(無料)することで1乗車どこでも100円で乗車できる。昨年10月に発行されてから登録者数は8千人にまで伸び、その好評さから来年3月31日まで使用期間を延長して実施されている。
この日、18人の会員らで慣れ親しんだ地元の駅舎「新八日市駅」から乗車し、車窓の移り変わる景色を眺めながら思い出話に会話を弾ませ、ひとときの電車旅を堪能。終点の米原駅で折り返した後は八日市駅で下車し、昨年4月にオープンした八日市駅前観光交流施設内にあるカフェ&セレクトショップ「SunnySpot+(サニースポットプラス)」でコーヒーと洋菓子に舌鼓を打った。
企画した同サロン代表の熊木惠美子さんは「少子高齢化や一人暮らしなどで引きこもりがちな高齢者がどの地域でも増えている。姿を変えたまち並みや新しい施設に触れることで社会性を保ち、人とのつながりを感じてほしかった」と目的を話す。
参加した羽泉博史さんは「昔から身近に駅舎がある清水町らしい活動だった。電車に乗る機会も減り、何年かぶりのがちゃこん。親身に感じ、楽しめた。高齢者とまち、公共交通機関がともににぎやかになれば」と話した。






