長女で歌手の大島花子さん「いのちの、うつくしさ」届ける
【東近江】 能登川地区文化協会(会長・中嶋芳正)が開く文化公演会がこのほど、能登川コミュニティセンターであり、坂本九の長女で歌手として活動する大島花子さんのコンサートが開かれた。往年の名曲カバーやオリジナル曲など10曲が披露され、来場者は美しく澄んだ歌声に酔いしれた。
大島さんは、東洋英和女学院大学入学と同時にミュージカル「大草原の小さな家」で初舞台を踏み、その後歌手を志して作詞作曲を開始。2003年には父・坂本九の「見上げてごらん夜の星を」でメジャーデビューを果たす。11歳の時に事故で父を失い、また長男の出産を経験して日々感じる命のつながりや営み、かけがえのない日常の輝きをテーマに日本各地で歌い届けている。
この公演会は、芸術文化に親しんでもらおうと毎年開かれ、今年で7回目。会場は会員や地元住民ら約400人で埋め尽くされた。
公演では、坂本九が作詞作曲した「親父」や、世界でも親しまれている名曲「上を向いて歩こう」のほか、坂本九が好きだったという手話を用いた曲も披露され、来場者も一緒になって手話で歌に参加した。
大島さんは父との思い出や、楽曲のエピソードの数々を紹介し、「悲しいことを乗り越えようとせず、悲しくて当然と受け入れることが大切だと気づいた」と心境を語った。最後に「見上げてごらん夜の星を」を歌い上げ、「つらいことがある中でも見える光があるのでは」と伝えた。







