ピアニストの夢にホールが寄り添う
【大津】 県立芸術劇場びわ湖ホール(大津氏打出浜)は今年度、新たに「びわ湖ホールピアノコンクール」を実施する。ホールがコンクールを主催し、優秀者を自主事業の出演アーティストとしてバックアップするという全国でも珍しい試みに関心が高まっている。
昨年度で終了した「滋賀県ピアノコンクール」の後を受け、全国の優れた音楽的才能を持つ演奏家を発掘し、びわ湖ホールから発信することを目的に同ホールが独自コンクールを創設した。
居住地や年齢などの制限がなく、誰でも参加できる。また、参加部門はA部門「小学生以下」、B部門「高校生以下」、C部門「一般」の3部門のみで、複数部門へのエントリーも可能。幅広い層の参加が期待できることも特徴となっている。
審査は映像審査、予選、本選の3段階で、予選は同ホール中ホール、本選は大ホールで実施される。また、本選参加者は演奏や指導に長けた審査員と対話する機会も設けられる。さらに優秀者には同ホール主催公演でオーケストラとの共演やソロリサイタルの機会なども予定されている。
このほど、同コンクール開催に向けた記者会見が行われ、同ホールの村田和彦館長は「びわ湖ホールならではの一味違ったコンクールになる。ここに彗星のような才能が現れれば」と期待を語り、同ホール芸術監督で同コンクール審査委員長を務める阪哲朗氏は「新しい才能の発掘となるコンクールだ。様々な音楽活動の機会がある中、演奏家にホールが寄り添っていければ」と語った。
1回目となる今年のスケジュールは、8月1日~9月21日に映像部門の応募をもってエントリーとし、審査が順次行われ、12月に予選、来年1月に本選が行われる。
審査員は審査委員長の阪芸術監督と京都市立芸術大学音楽学部の上野真教授、京都女子大学発達教育学部の土居知子教授のピアニスト2人が務める。
各部門・各審査段階での参加料と演奏曲目・演奏時間など詳細は同ホールホームページ(https://www.biwako-hall.or.jp/)を参照すること。問い合わせは同ホール事業部「ピアノコンクール」係(TEL077―523―7152)へ。






