迅速かつ的確な応急手当に感謝 近江八幡消防署
【竜王】 近江八幡消防署は5日、迅速かつ的確な救命措置により、尊い人命が救われたとして、ダイハツ工業滋賀竜王工場の従業員、時田真也さん(53)、岡本祐樹さん(48)、天野聖さん(46)の3人に署長表彰状を贈った。
同署によると、5月13日午後4時過ぎ、ダイハツ工業滋賀竜王工場第一地区内で、従業員の男性(40代)が心肺停止状態で倒れているのを、作業場を移動中の時田さんが発見した。時田さんは大声で「誰か来て!」と周囲に応援を呼び、自らは直ちに胸骨圧迫を開始。時田さんの呼びかけに気づいた岡本さんが携帯電話で119番通報を行い、天野さんは工場棟に設置しているAEDを取りに行っていびき呼吸をしていた男性にAEDを使った救急措置を行った。通報から9分後に救急隊が現場に到着するまでの間、時田さんと天野さんは駆けつけた産業医の指示のもと心肺蘇生を継続。救急車とドクターヘリのリレーで近江八幡市の病院に搬送された男性は病院で意識を取り戻し、回復した。現在は、社会復帰し元気に過ごしているという。
表彰状を贈った久保栄一署長は「ダイハツ工業滋賀竜王工場ではかねてより応急手当普及員を育成し、社内で救急救命講習を実施されている。職場内で急病人が出たときに応急手当ができるのは従業員しかいない。今回も素早い応急手当が良い結果につながった」と感謝した。
表彰状を受け取った時田さんは「本当に無我夢中。何をしていいかわからないときはまず心肺蘇生だ、と講習でも言われていた。男性が助かってよかった」と述べ、同じく救命講習を受けていた天野さんは「普段からAEDの場所は把握しており、ちょうど場所を確認したところでもあった。助かってほっとした」と安心した表情を見せた。
岡本さんは「助かった後に男性が自分と同年代であったと知ったが、ある日突然そんなことが起こることにびっくりした。その日の帰宅後は男性が元気になることを祈った。その通りになってよかった」と話していた。









