【東近江】ドクターイエローの愛称で親しまれる点検用新幹線車両を長年撮影し続けてきた写真愛好家、西村勲さん(72)=東近江市五個荘塚本町=の写真展が、てんびんの里文化学習センター1階ロビーで開かれている。
役所職員を49歳で早期退職し、趣味であったカメラの道へ飛び込んだ西村さん。写真店などでの勤務の傍ら、風景や地元行事などをフィルムに収めてはカメラの腕を磨いてきた。そんな中、所属していた写真クラブでドクターイエローの存在を知り、初めて撮影したときは言葉にならない感動があった。
運行ダイヤ非公表のドクターイエローを撮影するため、西村さんは撮影した場所や日時、愛好仲間らの情報などをもとに走行日を予測し、独自の時刻表・カレンダーを作成している。見れば幸せを呼ぶとも言われるドクターイエロー。幸せのお裾分けができればと、地域の幼稚園や施設に時刻表を配布し、情報を発信している。
「愛される理由」と題した今回の展示には、近江鉄道や新幹線と並走する姿や、季節を彩る花々と映るドクターイエローなど、コンクールで受賞した渾身の一枚が並ぶ。
ドクターイエローの引退を聞いて西村さんは「やっぱり寂しい」と言葉を漏らす。ドクターイエローを通して出会った人との思い出は大きな宝物。そんなエピソードを添えた写真も展示している。「一人でも多くの人に幸せを味わってもらいたい」と思いを話す。展示は27日まで。






