【長浜】 戦時中、出征する兵士の武運長久などを祈願して長浜市南呉服町の豊国神社に奉納された絵馬約3600枚をこのほど、同神社が神事として焼却したことに関し、このほどフリージャーナリストの出雲一郎氏と軍事評論家の辻田文雄氏が県庁で記者会見を開き、「今年は戦後80年。戦争遺産をもう一度見直してほしい」と呼びかけた。
出雲氏らによると、同絵馬は2年前に同神社の屋根裏から見つかったもの。祈願文と出征した人の名前や住所、奉納者の名前などが墨書で記されていた。辻田氏は「これだけの数が見つかったのは珍しいこと。どういった人がどこへ出征し、どんな人が戦勝祈願したかなどを知れる史料になった」と述べる。
出雲氏は「今回の絵馬は過去の話ではなく、将来に戦争について語り継いでいくことに関する課題だ。今後も県内の他の地域から戦争に関する史料が見つかる可能性はある。その場合は捨てずに専門家に相談してほしい」と述べている。






