県立文産会館が自主事業を発表
【米原】 県北部の芸術文化活動の拠点、県立文化産業会館(米原市)は20日、新年度の自主事業ラインアップを発表する会見を開き、関係者が抱負を語った。
湖北地域は和楽器絃の製造や曳山祭りなど、古典芸能にゆかりが深い。これらの古典芸能を次代に伝える人材育成の一環として実施するのが、今年15年目の「古典芸能キッズワークショップ」や、10年目のユースシアター「邦楽ミュージカル」だ。
古典芸能次世代育成事業
関係者が意気込み語る
このうち、小学生対象の古典芸能キッズワークショップは日本舞踊と箏に触れるとともに、あいさつなどの礼儀作法や所作を身に付ける。日舞と箏で各20人。稽古は7~11月の水曜午後5~7時。募集は5~6月。3千円。
キッズを修了した後、レベルアップをめざす中学生が、箏のアンサンブルを学ぶのは筝曲ジュニア・アンサンブル(7~11月、10人)。11月9日にキッズとジュニアによる合同成果発表会が開かれる。
また、ユースシアター邦楽ミュージカル「近江むかしものがたり 其の三」は、ユース世代の出演者が、湖北地域の民話を邦楽の音色とともに熱演する。公演は12月21日。これまで「天女の羽衣」などを題材にした作品が上演されてきた。出演は県内の小学3年生~青少年。募集は4~5月、稽古は8~12月に行う。
会見では、「古典芸能キッズワークショップ」などの箏アドバイザーを務める箏奏者の片岡リサさん(大阪音大特任教授)が、「修了生が指導者として関わる可能性が高く、よい循環となり、米原を中心とした筝曲の普及につながる」と期待。修了生で現在は大阪音大で箏を学ぶ吹田萌望愛(めのあ)さんは「先生方が丁寧に指導してくれるので、希望をもって入ってほしい」と呼びかけた。
邦楽ミュージカルの脚本演出を担当する劇作家の川村ミチルさん(劇団そらのゆめ)は、「どの民話を(題材に)すればよいか練っているので、期待してほしい」と意気込みを語った。音楽担当のシンガーソングライター岡田健太郎さんは「子どもたちに表現の楽しさを経験してほしい」と期待した。
【この他の主な自主事業】▽びわ湖ホール声楽アンサンブルぶんさんスプリングコンサート(4月19日)、▽芝居小屋「長栄座」夏のフェスティバル(8月2~11日)、▽クロワッサン サーカス(5月31日)






