企画展示「川を描く、川をつくる」開催中
【草津】 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)では11月24日まで、企画展示室で「第33回企画展示『川を描く、川をつくる―古地図で昔の堤をさぐる―』」を開催している。
今回の展示は、治水の歴史をテーマに、普段は見る機会の少ない江戸時代から明治時代初期(17~19世紀)の古地図の実物を展示。地図に川を描くことで川を管理し、川をつくってきた近江と淀川流域の人々の歴史を紹介し、歴史資料の大切さと防災との関わりについて取り上げる。
展示は全6章構成。同館所蔵のものを含め、古文書や古地図の実物など資料118件について2回展示替えを行いながら展示する。
河川を描いた地図から、地域の先人がどのように川を管理していたのか、川との関わり方の現代との違いなどが分かるほか、歴史資料を元に復元した護岸の強化や水流を抑制する竹蛇籠(たけじゃかご)など、同館所蔵の治水に関する道具の展示、3年にわたる修復事業が完了した20世紀初頭頃作製の巨大河川地図の修理後初となる展示も行う。
さらに、同館などで構成する研究グループが再発見し、先月、国際学術誌で紹介された愛知川に眠る治水遺構「猿尾」の研究成果について、デジタルコンテンツを交えて紹介する。
展示を担当した同館の島本多敬学芸員は「昔の人は、なぜ川をこの色で描いたのだろうとか、堤防を太く描いたのはなんでだろうとか、実物から自分の目で確かめられる表現に注目してほしい」と述べている。
同企画展示の観覧料は大人340円、大学生270円、小中高生170円。別途常設展観覧料が必要。
同館の開館時間は午前9時30分~午後5時(最終入館は午後4時30分まで)。休館は月曜(祝日の場合は開館)、その他臨時休館有。展示に関する問い合わせは同館(TEL077―568―4811)へ。







