「しが働きやすい介護の職場認証制度」を新設
【県】 介護事業者の働きやすい環境整備の促進を図り、また、求職者が介護職への就職活動に活用できるようにすることを目的に、県は「しが働きやすい介護の職場認証制度」を9月から始動させた。介護の分野で職場の働きやすさに関する認証制度を県が設けるのは初。
これまで県には、ワーク・ライフ・バランスの推進に取り組んでいる事業者側が申請することで登録できる「しが介護職員定着等推進事業者登録制度」があり、大きく6項目の基準をすべて満たした事業者を県が登録、事業概要などを公表していた。
今回、同登録制度を廃止し、新たに設定した、職員の待遇改善(多様な働き方(フレックスタイム制など)の導入など)21項目、人材育成(キャリアパス制度などを基にした計画的な研修の実施など)9項目、介護現場革新(介護現場革新をリード・マネジメントするリーダーがいるなど)6項目、その他(ホームページに加え、SNSなどで魅力情報などの発信など)6項目の計42項目の達成度合いにより認証する制度を開始した。
対象は、県内で介護保険サービスを経営する事業所であり、介護職員等処遇改善加算IまたはIIを算定していることなど。
申請のあった企業を県が審査し、認証基準42項目のうち、9項目以上達成で「一般認証事業者」、25項目以上達成かつ各項目種別項目を2項目以上達成で「シルバー認証事業者」、34項目以上達成かつ各項目種別項目を4項目以上達成で「ゴールド認証事業者」としてそれぞれ認証される。
認証を受けた事業者には、事業所で働く人々の「思いやり」を象徴するハートを働きやすい職場環境づくりをする事業者などが両手で支え、優しさと支え合いの精神の調和を表わした認証マークが与えられ、同マークを用いた広報活動ができるようになる。同マークは「一般(赤)」・「シルバー(銀)」・「ゴールド(金)」と色分けされており、求職者などが一目で事業所の基準達成度合いを知ることができる。
さらに、県がホームページで事業所の概要などを記したアピールシートを公表するほか、県の介護のしごと魅力発信事業などへの参画機会の創出が図られ、「シルバー」・「ゴールド」の認証事業者には認証盾も授与される。
県介護・福祉人材確保係によると、先月2日から同認証制度の申請を開始したところ、複数の事業所から問い合わせがあったという。すでに申請・審査を進めている事業所もあり、11月中までには認証事業者第1号が決定する見通しとなっている。
定例記者会見で同認証事業について紹介した三日月大造知事は「職場のハラスメントについても厳しく審査したうえで認証していく」と述べている。
同認証は随時申請を受け付けている。申請方法など、詳細は県ホームページ(https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kenkouiryouhukushi/koureisya/345375.html)を参照すること。






