能楽大連吟~近江DE謡隊~ 参加者募集
【全県】 県にゆかりのある能楽「竹生島」の「謡(うたい)」を一般参加者らが数か月かけて学び、大人数で謡い上げるプロジェクト「能楽大連吟~近江DE謡隊~」が今年度も開催される。このほど、同プロジェクトを主催する実行委員会の能楽師らが県庁で記者会見を開き、参加を広く呼びかけた。
「謡」とは能楽の詞章に当たるパートで、声で情景を表現する。2人以上で「謡」のクライマックスパートを謡うことを連吟といい、同プロジェクトでは数十人規模の連吟を毎年開催している。
もともと、「能楽大連吟」は2008年、能楽を通して日本の古き良き文化を知り、世代や国を越えた多くの人とのコミュニケーションの輪を広げていくことを目的に京都から始まった。その後、16年には、かつて近江猿楽六座が活躍し、能楽発祥の地の一つに挙げられることもある滋賀県で、能楽「竹生島」を連吟し、地域の再発見、文化振興を盛んにしようと「近江DE謡隊」の取り組みが始まった。
同プロジェクトには初心者から経験者まで誰でも参加可能。昨年は中学生以上の78人が参加。以前は小学生が参加した回もあった。
7回目となる今回は来年2026年2月15日に草津市立草津クレアホール(草津市野路6)で行われる本番当日に向け、今年11月から練習を開始する。
参加者は、11月7日午前午後2時~か午後7時~のいずれかに同ホールで行われる初回オリエンテーションに参加。その後、希望者は来年2月まで県内8カ所(大津市伝統芸能会館/草津クレアホール/草津まちづくりセンター/栗東芸術文化会館さきら/コミュニティセンターやす/能登川コミュニティセンター/八日市文化芸術会館/県立文化産業交流会館)で開催される少人数稽古(最大6回)に参加し、能楽師から「竹生島」の「謡」を教わる。これまでの参加者からは「この期間にいろんな先生から教わることができるのも楽しみの一つ」といった感想が挙がっており、毎年、参加する人もいる。
その後、全体稽古を行い、本番に挑む。本番では、同ホールの中央を能舞台に見立て、参加者らが一斉に「謡」の練習成果を披露、それに合わせて、面や衣装を身に着けた能楽師が舞を舞う。
同委事務局で能楽師シテ方観世流の吉浪壽晃さんは「プロが上演する舞台に大勢がコーラスで加わり、全員で一つの公演を完成させるのがこの大連吟の醍醐味。今年は100人で作る『謡』を目指したい。ぜひ、多くの人に参加してもらえれば」と述べている。
参加料は一般1万円、大学生以下5000円、小学生(親子)1万2000円。応募方法は、同プロジェクトパンフレットの申し込みはがきに必要事項を記入し、同事務局へ郵送するか、住所・氏名(フリガナ)・年齢・電話番号・FAX番号・Eメールアドレス・能謡の経験の有無・オリエンテーションの希望時間・その他(親子参加の場合は子どもの名前と年齢)を記入し、FAX(075―581―0694)かEメール(oumideutaitai@gmail.com)で送る。プロジェクトに関する問い合わせは吉浪さん(FAXと同番号)へ。






