県内の妖怪を1000体収録
【全県】 県在住の小説家・峰守ひろかずさんがこのほど、滋賀の妖怪1000体を収録した書籍「滋賀県妖怪辞典」(サンライズ出版)を発行した。
このほど、峰守さんが県庁で記者会見を開き、著作を紹介した。
峰守さんは1981年に滋賀県出身。「第14回電撃小説大賞」で大賞を受賞した「ほうかご百物語」(アスキー・メディアワークス)で2008年にデビューした。代表作は「絶対城先輩の妖怪学講義」(同、KADOKAWA)、「小泉八雲先生の『怪談』蒐集記」(角川文庫)など。ライトノベルなどを中心に、妖怪や伝承を扱った作品を数多く手掛けている。
峰守さんは「元々妖怪や伝承は好きだったが、作品を書いていく中でいろいろ調べて、どんどん関心を深めた」と語る。
今回出版した同書は、県内の自治体や教育委員会が地元の伝承や行事を取りまとめた「ふるさと近江伝承文化叢書」を中心に峰守さんが採録した「私家版滋賀県妖怪辞典」という本がベースとなっている。峰守さんは「私家版の時は800体くらいを収録したので、この本では1000体収録を目指した」とし、「集めてみて、もっと数は多くありそうだと気付いた」と述べる。
同書には、「狐」や「天狗」、「河童」など、良く知られた妖怪から「しゃんこま」、「ドラノバイ」、「とのの婆」など、他の地域では見られない珍しい妖怪まで収録している。
峰守さんは「妖怪は一般の人がリアルに感じていた気持ちが現れたもの。当時の人が何を思いながら暮らしていたのかが分かるのが面白い」と語り、「滋賀県にはバラエティ豊かな妖怪の話があり、それがどれも地域にローカルな話になっている。歴史好きな人にも興味深く読んでもらえる辞典になった」と述べている。
同書はA5判、284ページ。2970円。県内を中心に全国主な書店で販売中。電子書籍も販売している。






