県の「リペアチャレンジ」が第1回販売会実施
【県】 これまで廃棄物として処理されてきた家具類を、回収・修理・販売する県の事業「リペアチャレンジ」が今月から始動、1日に大津市中央1の実証事業拠点で行われた修繕家具の第1回販売会には多くの客が訪れ、プロの職人の手で直された家具をそれぞれ購入していた。
資源の投入と消費を最小限に抑え、資源を最大限循環させる経済システム・サーキュラーエコノミーへの移行が世界的に注目を集める中、県でも、これまで廃棄物として処理されていたものをリペア(修理)することで、価値あるものに生まれ変わらせ、モノを長く使う新たな循環経済モデルの実現を目指すことを目的に、今年度から同事業を始めた。
県は、まず、修理しやすく、既存の中古品販売店やインターネット上のフリーマーケットサイトなど、または各市町での再利用のルートが比較的確立していない木製品に着目。近江八幡市、草津市、栗東市、甲賀市、湖南市、日野町、竜王町、愛荘町、豊郷町、多賀町と甲賀広域行政組合と連携し、各家庭などから排出された廃棄家具のうち再利用できる見込みのある椅子やテーブルなどを選別・回収に乗り出した。
回収された家具類は、事業を請け負う「木の家専門店 谷口工務店」(竜王町山之上)の職人が清掃や傷んだ箇所の補修を行う。修理後の家具は画像投稿SNSのインスタグラムで状態を公開し、同工務店が大津市内に所有している拠点で月に1回、1000円~1万円程度の価格で販売される。客はいまだ実用可能で、レトロな風合いの家具から気に入ったものを見つけると、現金で購入してそのまま持ち帰ることができる。
1日の販売会では、開店と同時に県内外から大勢の客が訪れ、箱や盆、座卓、衣紋掛けなど、修理され、よみがえった木製家具を見て回った。
県によると、同日は延べ150人以上が来店。陳列していた200点の商品のうち、89点が売れ、15万8千円の売り上げがあった。
修理から管理、販売までを行った谷口工務店の谷口弘和社長は「取り組みの目的は、古い木製品の利活用なので、売り上げ重視より安くても買ってもらった商品を発信し、世の中に取り組みを広げていくこと。この拠点がいろんな人がモノを直して共有する場所になっていけば」と述べた。
同事業を推進している県循社会推進課では「思った以上にニーズがあると感じた。大切にものを使ってもらったら、最終的に環境にもよかったと感じてもらえたら」と述べている。
販売会は基本的に毎月第1土曜日の午前10時から午後4時に開催予定。詳細や修繕された商品は取り組みのインスタグラム(文末二次元コード)も参照すること。







