第75回滋賀県文学祭入賞作品決定
【全県】 第55回滋賀県芸術文化祭の一環である「第75回滋賀県文学祭」の今年度入賞作品が決定し、このほど同文学祭の主催者や各部門知事賞受賞者らが県庁で記者会見を開いて受賞を発表した。
同文学祭は、文学に関する日頃の創作活動の成果を発表する場として県、県教育委員会、公益財団法人びわ湖芸術文化財団、滋賀文学会が毎年、作品を公募し、優秀作品を表彰している。
今年度も例年通り、小説・随筆・詩・作詞・短歌・俳句・川柳・冠句の8部門で作品が募集された。
7~8月にかけて各部門の作品を募ったところ、16歳2人(ともに俳句部門)~97歳(短歌部門)の幅広い年代から、全部門合計613点の応募があった。審査の結果、89点の入選が選ばれ、そこからさらに最優秀賞として各部門1人に贈られる知事賞と特選53点がそれぞれ選定された。また、入選者の中から30歳以下を対象に選ばれる奨励賞には1点が選ばれた。
各部門の知事賞受賞作品と作者は次の通り。
▽小説「俳句県」蜘蛛野澄香さん(栗東市)▽随筆「実家のあとさき」山田静子さん(長浜市)▽詩「スズメノカタビラ」佐藤アイさん(大津市)▽作詞「遥かな街まで」叶葉湖さん(東近江市)▽短歌「午前二時幻視幻聴騒ぐ妻に介護の覚悟揺らぐ一瞬」松山武さん(野洲市)▽俳句「勾玉のような補聴器小鳥くる」吉田邦子さん(草津市)▽川柳「ひと駅ひと駅わたしになりました」中島順子さん(大津市)▽冠句「足任せ 野心も涸れた身軽さよ」北村嘉浩さん(米原市)。
また、県内在住・通学・通勤、または兼愛の文化団体所属している作家らが2023年9月~25年8月までに出版した作品に対する文芸出版物表彰として応募総数7点から▽俳句「蛍の世」山根悠謳さん▽俳句「句集 ととせ」下野たづさん▽俳句「おらしおん」SEIKOさん▽俳句「ひかりあふうを」金山桜子さん▽詩「風のいろ」あだちりりーさん▽詩「キアゲハの帰還」和田祐子さん――6作品が選ばれた。
同祭を主催する滋賀文学会の笠川嘉一会長は会見で「自分の生活に根付いた作品が多かった」と総評を述べた。
8部門の知事賞受賞作品は県ホームページに掲載される予定。
また、同文学祭主催者らは24日午後1時(入場は同0時50分まで)から、米原市下多良2の県立文化産業交流会館新江州シアターで各賞の表彰式と歌人の棚木恒寿氏による文芸講演会「短歌という器、組み合わされた言葉」、今文学祭の部門別懇談会(作品講評会)を催す。入場無料。定員200人。事前申込み不要。当日は手話通訳有り。同文学祭や文芸講演会に関する問い合わせは同財団地域創造部(TEL077―523―7146)へ。






