【全県】 日本政策金融公庫大津支店(大津市梅林1)はこのほど、県内中小企業の動向について今期(2025年10―12月期)の実績と来期(2026年1―3月期)と来々期(4―6月期)の見通しを取りまとめ、公表した。
県内中小企業今期の景況は前期(2025年7―9月期)の「一部に弱さが見られるものの、持ち直しの動きがみられる」から「持ち直しの動きがみられる」へ修正、小企業の景況は前期同様「緩やかに持ち直してきているが、先行きは懸念される」と判断した。
中小企業の景況判断DI(全業種)は前期から3・1上昇して5・4となった。来期は13・5ポイント上昇し18・9となる見通し。
小企業の景況判断DI(全業種計)は前期よりマイナス幅が10・4ポイント縮小しマイナス18・2となった。来期はマイナス幅が拡大し、マイナス39・4となる見通し。
経営上の問題点では、中小企業では「売上・受注の停滞・減少」28・1%(前期31・0%)と最も高く、次いで「求人難」が25・0%(前期31・0%)の順となった。また、前期と比較すると、「売上・受注の停滞・減少」と「求人難」が全体に占める割合は減少したものの、「原材料高」が3・4%から18・8%、「製品安や値下げの要請」が0・0%から3・1%と増加した。
一方、小企業の経営上の問題点は、「売上不振」が全体の37・9%(前期42・9%)と最も多く、次いで「利益減少」が19・7%(前期23・2%)、原材料高15・2%(前期8・9%)の順となり、こちらも原材料高への懸念が増加した。
同公庫では、「景況的には持ち直しの動きは見られるが、県内の中小企業・小規模事業者では価格転嫁がうまく進められない中、原材料高などの影響で慎重な経営に取り組んでいる印象。引き続き動向を注視していく」としている。





